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2006年8月号

暑さが身体にこたえる年令になったのか? 温暖化現象、異常気象でこんな日が続くのか? 猛暑の中でも蛙やメダカを追いかけまわしていた子供の頃がふっと懐かしくなりました。ある人に言わせると、そう思う事自体が年をとった証拠だそうです。

そんな暑さの中、映画「かもめ食堂」を見てきました。
主人公サチエ(小林聡美)の力強く、おおらかに生きている姿に共感もし、そこを手伝うミドリ(片桐はいり)、マサコ(もたいまさこ)の個性的でありながらも、どこか心優しくほっとするような人柄と笑顔に感動しました。「かもめ食堂」のメニューに、握りたての「おにぎり」があります。映画の中で食堂に盗みに入った泥棒が見つかってしまい「おにぎり」をごちそうになり、店から出た所で、服についた御飯つぶを口に入れるシーンがありました。どうという事もないしぐさなのですが、日本人なら、そんなしぐさを誰もが経験しているのだろうと思いました。「かもめ食堂」があるヘルシンキでマルック・ペルトラ演じる泥棒のその場面が妙に後々まで心に残っています。

「おにぎり」の起源は、古く平安時代だそうですが、白米食が庶民に普及したのが明治で、お米の「おにぎり」が身近になったのは、つい最近です。「おにぎり」がなぜ美味しく感じるのか調べてみると、握る時の衝撃で、でんぷん質に圧力が加わり分解が早まり、コハク酸といううまみ成分がでるからだそうです。食欲がない夏場のお弁当に時々「焼おにぎり」を持参します。朝炊いた御飯を俵形や三角形や丸形に握り、網で焼き、醤油をたぷっり付け、京都の山椒のきいた唐辛子を振り、もう一度火で軽く焼き、仕上げます。外食ばかりが続く昼食に、時には元気が出る一品となります。 

「かもめ食堂」の他のメニューは、焼きたてのシナモンロールと美味しいコーヒー、揚げたての豚カツなど・・・。人々が集まる「かもめ食堂」は、「ノイエス」の空気とちょっと似ている所があるなあ・・・などと思いました。ノイエス朝日でも、「かもめ食堂」で美味しいコーヒーを入れる時にしたオマジナイ「ユピ・ルアック」をやってみました。 〈かもめ食堂〉上映は、シネマテークたかさき 8月25日まで
時間は、お問い合わせ下さい。電話 027-325-1744

展覧会のご案内

斉藤彌平展〈第二期〉
8月24日(木)~30日(水)
午前10時~午後6時(最終日は、午後5時終了)

斉藤彌平先生のアトリエに入ると花々の香りが感じられるほどのバラやひまわりの作品が掛けてある。いつでも手を入れられるように、そして、それは斉藤先生の制作に対する姿勢でもある。
「描く」という行為をいつでも作品を前にして、瞬時に表現出来る状態、環境にしている。赤や黄やピンクの花々の合間に一筆で入るブル―、ひまわりの燃えるような激しい黄色の横にそっと、静かに入る黒、一画学生のように話す姿に、庭に咲く花々に対する先生のやさしさと力強さを感じ、油絵具とオイルの匂いのするアトリエを後にした。
今年の3月に引き続き、「花」を中心に作品を展示します。

松本忠義展〈第一期〉
9月2日(土)~10日(日)
午前10時~午後6時

*詳細は次回の「ノイエスだより」でご案内いたします。

加藤アキラ展 環 
9月16日(土)~24日(日)
午前10時~午後6時(最終日は、午後5時終了)

会期前日、15日午前11時から17日午前12時まで公開制作になります。お気軽にお立ち寄り下さい。
数名のアートボランティア大歓迎。
9月17日(日)午後3時~ パーティーがあります。

石原彰二展
10月1日(日)午後2時~9日(月・祝)
初日は午後2時開廊、午後6時まで
2日より午前10時~午後6時(最終日は、午後5時終了)

スペイン在住の石原彰二さんのノイエスで2回目の展覧会です。
スペインの風を感じて下さい。

第29回 田村 久先生による「ハイデガーを読む」
日時 8月22日(火)午後6時~
会場 ノイエス朝日 2階会議室
聴講料 1000円(ドリンク付)

金井弘應先生による第1回「空海を読む」(六回講座)
「仏教概論・縁起説を中心に」
10月10日(火)午後3時~5時
ノイエス朝日
聴講料 1回1000円(ドリンク付)
〈講師〉
金井弘應 平成2年、高野山専修学院にて修行
平成16年、駒沢大学大学院修士課程(仏教学)修了 
〈予告〉
第2回 11月7日(火)「経典の成立と伝播」
第3回 12月12日(火)「空海の生涯」
第4回 1月23日(火)「空海と最澄と徳一」
第5回 2月13日(火)「空海の理論」
第6回 2月27日(火)「心理学からみた密教」
*講座の内容につきましては、予定ですので多少変更します。

ノイエス朝日からの「本情報」

詩集「一対の器」 神保武子
定価 2300円(税込)
発行者 裳の会

母と暮らした18年間の思いを一冊にまとめました。
母と娘の会話が聞こえてくるような言葉の流れ、そして母が残し
ていった数々の「おきみやげ」に詩人は愛情溢れる言葉で綴って
いきます。

パウル・クレーの旅から 砂盃富男全遺稿詩集
定価 2940円(税込)
沖積舎
2001年3月に他界された砂盃富男氏は、画家、現代美術の蒐集
家として知られていますが、詩作も続けていました。あまり知られ
ずにいた詩人としての砂盃氏の深層部分の言葉を楽しんで下さい。 

*2冊とも、ノイエス朝日で扱っております。

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