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2008年6月号

今年は二年ぶりにバラの苗を求めました。
ベランダの新苗は、すっかり元気に育っています。
バラの歴史は古く、約7000年前にバラの祖先にあたるバラ(ノバラ)が誕生したと言われています。それから現代に至るまでの長い歴史の中で人々の生活の中、様々な絵画、音楽、文学などの芸術作品にも数限りなく出てきます。

絶世の美女、エジプトの女王クレオパトラ七世も美と高貴さの象徴であるバラを愛する一人でした。バラの花から採れる油(精油)は、ごく少量しか採れない大変貴重なもので王や貴族が肌に塗り、肌の手入れに使いました。現在でもバラの精油は高価です。一キロのオイルを採油するのに三・五トン(一ヘクタールのバラ畑の収穫)の花弁が必要だそうです。また、オイルを採油する時にとれるローズ
ウォーターも身体にふりかけたりして楽しみました。
最近では、アロマテラピー(芳香療法)が若い人に人気があり、ストレスに効果があると、リラックス、リフレッシュにもラベンダーオイルやその他のオイルが使われています。また、ローズウォーターやラベンダーウォーターなども使われています。

数日前、雨の中、現在開催されている全国緑化フェアーの敷島公園会場に行ってきました。多くのボランティアの方々が熱心に親切に案内して下さり、雨で少し重くなったバラも「今日は、少し小休止です。」といった感じで頭が下がっていました。その後、榛名湖畔までのぼり雨の中に美しく咲くツツジを見たり温泉に入ったり、霧の中に見え隠れする湖畔の風景を楽しみ「雨の榛名もまた一段と良いな・・・」などと普段の生活から離れた別世界を満喫しました。
アロマテラピーについてのちょっとしたご質問は、お気軽にどうぞ。

ノイエスの展覧会も「原誠二展」「木村明ガラス展」「新井修個展」「第六回ノイエス展」「斉藤健司展」と、そして夏休みになります。
九月からの展示も充実、そして来年の事を言うと鬼が笑うと落語<地獄八景亡者戯>にありましたが、ますます活気あるノイエスをお楽しみいただけると思います。
先月ご紹介いたしました書籍、大橋政人詩集「歯をみがく人たち」、宮澤文子「百日紅の花」のお問い合わせ、ご注文も展覧会会期中にお電話いただければと思います。

雨の音を楽しむ夜が時にはあっても良いものです。
葉に落ちる雨、トタンに落ちる雨・・・ちょっと懐かしいです。

ノイエス朝日のご案内

原 誠二 展

6月7日(土)~15日(日)
午前10時~午後6時(最終日は午後5時終了)

原誠二氏は、1959年長野県生まれ。
多摩美術大学大学院絵画研究科修了、セントラル美術館日本画大賞展、第一回トリエンナーレ豊橋、現代日本絵画展などに出品、入賞、受賞しています。大作「石の島」シリーズを中心に近作、小品も含め約36点展示いたします。

木村 明 ガラス展

6月21日(土)~29日(日)
午前10時~午後6時(最終日は午後5時終了)

恒例になりました木村明氏のガラス作品の展示です。
根強いファンを持つ、冷たさを感じさせない温もりのあるガラス作品は、手にとった人がホットする作品です。安定感のあるグラスや遊び心があるオブジェの数々をお楽しみ下さい。会期中、作家は在廊しています。

ノイエス朝日から書籍のお知らせ

大橋政人詩集「歯をみがく人たち」  定価2000円(税込)
宮澤文子「百日紅の花」       定価2000円(税込)
*2冊ともノイエスで扱っています。

「キャリアデザインの多元的探求」  定価2800円(税込)
 現代図書刊、山口憲二編著。第5章芸術とキャリアデザインの章を豊嶋美恵子(藤田美恵子)さんが執筆しています。
芸術・造形活動とキャリアデザインは、興味深い内容です。
白川昌生氏の「美術・市場、地域通貨をめぐって」もあわせてお薦めします。また、河内世紀一氏の「マンダラと巡礼の風景前田常作の<絵日記>をめぐって」もノイエスの書籍コーナーにあります。

ノイエス朝日のティータイム

 先日、ある人から「秩父ワイン物語」という冊子をいただいた。
ある時期、ワインに凝ったことがあり、それほど専門的ではないけど映画監督のコッポラのワインだとか風変わりなワインを飲んだ。
ページを開くと真剣な表情でワインの試飲をする老人の写真がある。明治22年生まれの老人は、肉親との別れ、病気、山羊園の成功、そして、ぶどうづくり・・・ワインづくりと多くの多難な日々を経て20年の歳月を費やして苦労の末、フランス人に「フランスの本場のワインの味」と言わせたワインを作った。今では、作家の中にも多くのファンがいるという。95歳で天寿をまっとうするまでワインに情熱を注いだ老人の顔は光り輝いていた。

 以前、バラの作出に一生を捧げた鈴木省三の「薔薇と生きて」を読んだ事がある。その中に掲載されていた鈴木省三氏の顔も美しい老人の顔をしていた。人が美しく年を重ねていくという事は本当に難しいこと・・・とずっと思っていたが、以前のノイエスだよりにも書いた西岡常一氏の事も同時に頭に浮かんだ。
一冊の冊子から、多くの知識と生きる力をいただいた。
先人に学ぶ事は多い。今日は、そんな人々の事を想いながら秩父ワインを飲んでみよう・・・。ティータイムではなく、ワインタイムになってしまいました。
(武藤)

画廊交遊録

 昨日まで「第二回 群馬工芸美術会五月展」を開催していました。
搬入・飾り付けから会期中のお当番の作家達との毎日の会話は、何とも興味深く、楽しい内容でした。
陶芸・ガラス・金属・七宝・皮・竹・織・染、他・・・あらゆる分野の作家の制作過程や姿勢を知りました。
群馬で制作している多くの作家との出会いは、実に感動的でもあり。
多くの来廊される方々にも、そんな出会いを通じ、作品に触れていただければと願っています。
*ノイエス朝日は、展覧会会期中以外は、休廊している場合があります。展覧会会期中スタッフは午前9時30分~午後6時30分までノイエスに在廊しています。

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