「桐生は日本の機どころ」と「上毛かるた」でうたわれています。
撚糸業を営む実家周辺は、子供の頃から織物会社、紋切所、染織工場が多くあり、それに関連した工場が軒並みあり、私の遊び場は、染料の蒸気が上がる桶が並ぶ通路であり、機音が鳴り響く工場の機械の脇であり、そして子守唄は撚糸機械の川が流れるような音でした。
桐生織物の起源は、今から1300年ほど前の奈良時代であり、朝廷に絹織物を差し出したと言われています。
その後、応仁の乱による上野国での絹織物の衰退はあったものの、慶長5年、関が原の戦いで徳川家康が小山にいた軍を関が原に帰す時、旗絹を求めてきた折、1日で2400もの旗を集め、東軍の勝利に貢献したという話が残されています。桐生は養蚕、絹織物と交易のための町として徳川家の直轄(天領)となりました。その後、京都西陣からの技術の導入(織機と染織デザイン)が行われさらに高機の導入により高級絹織物の生産がされ成長していきました。
明治10年にはジャガード機を導入し、紋織物の製造を開始、さらに羽二重の創織と試織、明治14年に日本初の対米輸出がされました。
大正期には人絹糸が新繊維として登場、昭和12年には輸出織物の88%弱を人絹糸が占めるようになり羽二重は新興福井産地の商品となり、桐生は新たな市場を開拓していくことになります。すべて受売りのお話ですが・・・・。
何年か前に群馬県の蚕糸技術センターが実施した「座繰り」の講習会に参加して、蚕を卵から育て、繭にして糸を「座繰り」で取り出して糸を身近に置いていました。昨年、同じ講座を受講した多くの方が作品を制作している事を知り、展覧会を企画しました。
併せて、私の生まれた桐生の森秀織物さん(実家の近所)のご協力で桐生織物も展示販売いたします。
友人の作家の中には、手織りで作品を制作している方も多く、糸が大好きな私はよく展覧会を見に出かけますが、今回の展示も多くの方々が楽しめる作品展になっていると思います。
また、座繰り体験も出来るように・・・と考えていますので繭から糸をひいてみたい方は是非お出かけ下さい。
美術館構想とか、美術館、文学館の集客、新企画と・・・県内、国内のイヴェントは溢れるようにあるのに、難しい時代に入ってきていると言われますが、意外と身近な所に答えはあるような気がしますが、どんなものでしょうか。
(武藤)
〈ノイエス朝日のご案内〉
綿貫哲雄作陶展
3月6日(土)~14日(日)
午前10時~午後5時
第一回 群馬の座繰り糸作品展
併設 桐生の織物(森秀織物)
三月二十日(土)~二十八日(日)
会場は、全てノイエス朝日 スペース1・2
※展覧会スケジュール表は、少し遅くなり次回にお送りいたします。
いよいよ始まります! ノイエス講座シリーズ01
第一回 本間教室(講師・本間重雄)
「実学から虚学へ、虚学から実学へ」
*詳細は、パンフレットを参照下さい。
〈申し込み方法〉
展覧会会期中に電話にてお申し込み下さい。
二回以降の受講の申し込みも受けています。
当日チケットのお取り置きもいたします。
電話 027・255・3434
(開廊時間:午前10時~午後5時)
休廊中は、ファックスでお申し込み下さい。
知識、情報が溢れている社会。
自分が置かれている、存在している社会。
今の時代、社会の中で今何が考えられ、なにが起こっているのか?
本間先生の「ノイエス講座」で物理学、化学、そして新しい出会いをお楽しみ下さい。
講義終了後、質問がある方、またコミュニケーションのためのティータイムをもうけました。
午後5時30分までご歓談下さい。
〈県内の展覧会・コンサート・ダンス〉
「土と布とα展」
3月25日(木)~30日(火)
午前10時~午後6時
YOU HALL(高崎)
YOU HALL友の会企画
電話 027・324・1120
邦楽・夢コンサート
歌と語りによる宮沢賢治の世界
3月22日(月・祝)
午後2時30分開演
ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
小ホール
チケット 一般3000円
中・高校生2000円
小学生以下1000円
出演者、その他詳細は直接お問い合わせ下さい。
電話 027・252・5120(下野戸)
アダム・ベンジャミンと数人のダンサーによる
即興ダンスパフォーマンス
4月17日(土)午後7時30分開演
セキスイハイムビル(前橋)
入場料1500円(当日1000円)
詳細、ワークショップについては、直接お問い合
わせ下さい。(電話027・285・2133松村)
ノイエス朝日には、県内の展示、催事のパン フレットが多数ありますので、ご来廊の折にお持ち下さい。
ちょっと、ちょっとティータイム
数日前にパン好きの私がハード系のパンを作って販売しているパン屋さんを発見。朝の7時30分からやっていて、幸せ気分。自家製サワー種の70%ライ麦パンはサンドイッチに最高です。
