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2007年5月号

列車から見える木々も新緑の美しい爽やかな色になり、家々の庭先には花が溢れるように咲き乱れています。
先日、東京お台場で開催されている「グレゴリー・コルベール ashes and snow 」を見に出かけました。東京臨海高速鉄道りんかい線で東京テレポート駅を出ると左側に鉄製貨物コンテナとリサイクル可能な材料で作られた移動美術館「ノマディック美術館」はありました。カナダ出身のグレゴリー・コルベールは、インド、エジプト、ミャンマー、トンガ、ケニア、南極など世界40ヶ国以上を訪れ、動物と人間の交流を撮り続けています。展覧会のたびに作品は加わり、成長していき、移動する美術館として、まるで生きもののように呼吸をしている美術館といった感じです。象と本を読む少年が向き合っている作品、あたかも少年から翼が生えているように思える作品などアーティストがレンズを通して撮影した作品は、手作りの和紙にセピアや琥珀色で刷り込んであり、作品と向き合っている自分すらその画面に同化していってしまっているようでした。展示作品とともに三ヵ所に設置された大きなスクリーンには、写真作品に共通するような時間がさらに静かに流れていました。東京の風景の中に突如現れた美術館は不思議と周囲の建物と共存していて、人間と動物、人間の作り出す物と変化しつつある自然と対象的に存在していました。
国立新美術館で開催されている「モネ大回顧展」「異邦人たちのパリ」「創元会展」を見、東京国立近代美術館で開催されている「靉光展」を見て目まぐるしくも充実した一日は終りました。

「グレゴリー・コルベール」の展覧会は、六月二十四日まで開催しています。行かれる方のために料金は、一般当日一九〇〇円です。
月曜から木曜までが午前十一時~午後七時まで、金曜~日曜及び祝祭日が午前十時~午後十時です。
問合せ先は、キョードー東京 電話03・3498・9999
「靉光展」は、五月二十七日まで、月曜日が休館で、一般一三〇〇円。
生誕一〇〇年の展覧会で三点の自画像をはじめ代表作「眼のある風景」や幻想的な作品など約一三〇点が展示されています。三十八歳で病死した靉光の作品の中で二十八年ぶりの公開となる「馬」「パーサーの像」「チューリップと蝸牛」も展示しています。竹橋のお堀の緑も美しく少々強い風がどこか群馬の風に似ていました。

ノイエス朝日〈展覧会のご案内〉

墨彩 Black+Color
岡庭呑石・田村吉康共作展(貸し画廊)
五月十二日(土)~二十日(日)
午前十時~午後六時(最終日は午後五時終了)
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第二回
田尾秀男の染色工芸展
五月二十六日(土)~六月三日(日)
午前十時~午後六時(最終日は午後五時終了)
二〇〇六年に草木染が栃木県の伝統工芸品に指定されました。
田尾秀男氏は、一九七五年より染色デザインの経験を生かし、
染色の創作に入り毎年各地で個展を開催、二〇〇二年より日
本橋三越本店で新作発表展示をしています。ノイエス朝日で
は二回目の個展です。
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ノイエス朝日〈休廊のお知らせ〉
五月三日(木)~六日(日)は、完全休廊
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三輪真純
『いつも笑顔でありがとう』出版記念講演会
九十二歳になる三輪真純先生待望の本
『いつも笑顔でありがとう』を記念してお話の会を開催。
テーマ「先人に学ぶ」入場無料
日時 五月二十二日(火)午後三時~ ノイエス朝日
両手両脚がなくても素晴らしい人生をおくった中村久子、
ヘレンケラーとの劇的な出会いをはじめ良寛に学ぶ・・
先人に多くを学んだ三輪先生の実践記録をお話しします。

〈県内の展覧会案内〉
生誕一〇〇年 鶴岡政男展
六月十七日(日)まで 午前九時三〇分~午後五時
群馬県立館林美術館 (月曜休館)一般八〇〇円

「重い手」や原爆投下をモチーフにした「人間気化」など戦後洋画の異才として注目された鶴岡政男生誕一〇〇年の展覧会。四月二十九日には針生一郎氏による講演会もあり、鶴岡の日本の戦後美術における影響が語られました。一五七点の作品を見、鶴岡政男の無頼の遊戯を楽しみ考えてみて下さい。

福島保典展 中之沢美術館
~六月二十四日(日)金・土・日・祝日開館
午前十一時~午後四時 入場料五〇〇円

第13回 群馬工芸美術展
五月四日(金)~九日(水)
午前十時~午後六時(最終日は午後五時)
高崎シティギャラリー

紅絹(もみ)の美 幻の染め「紅板締め」とその復元
五月九日(水)~十四日(月) 高崎・高島屋
午前十時~午後七時 入場無料
主催 たかさき紅の会(代表 吉村晴子)

第24回 群馬独立展 
五月十一日(金)~十六日(水)
午前十時~午後六時(最終日は午後五時)
高崎シティギャラリー

田中恒(恒夫)画業60年・画文集出版記念展
画業60年・画文集出版記念展
五月十七日(木)~二十一日(月)
午前十時~午後六時(最終日は午後五時)
前橋市民文化会館大展示ホールB

金家秀男 私のまんだら〈出会った自然と人たち〉
六月十一日(月)~十七日(日)
午前十一時~午後六時 
銀座アートギャラリー(銀座八丁目)
焼物によるオブジェ展

〈講演会のご案内〉

第一回群馬県立図書館講演会
絵本作家 野村たかあき「絵本を語る」
五月三十一日(木)午後一時開演 入場無料
お申込みは、直接県立図書館へお願い致します。

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