数日前に「月夜野ビードロパーク」を訪ね、ガラス作品の制作に励む職人の方々の仕事場を見せていただいた。1300~1400度の窯口から見える炎の世界は、一瞬通り過ぎただけで焼けつくようで、肌を刺すような熱さだった。
二人で組んで成形している人、手慣れた手つきで色を加えていく人、材料を混合する人と30数人が働いていると言う。飴のように艶やかにのびている塊は、いつしか光り輝くガラス作品に仕上がっていく。
明治38年創業以来多くの技術者を輩出し、日本トップレベルの技術による吹きガラスの作品を制作、今年で100年になる。
現在、その伝統と新しい技術を加えて全国随一の規模を誇る手づくりガラスを制作している。
今回の展示は、作家9名を中心に新作を展示いたします。
普段展示していない大作をはじめ、これから夏に向けてのビアカップや今のペットブームで大人気の犬の置物も展示販売いたします。
また、昨年秋に奈良国立博物館で開催された正倉院展で展示されたガラス器類の内、6点を復刻。是非その卓越した技術をお楽しみください。
ノイエス朝日〈展覧会のご案内〉
群馬の現代硝子展
手づくりガラス100周年記念
上越クリスタルの職人たち
宮田高志 大坪修 田村義定 高橋秀男
高橋明 星野秀雄 登坂邦男 斎藤正樹
角田静 他
6月9日(土)~17日(日)
午前10時~午後6時(最終日は午後5時終了)
ノイエス朝日 スペース1・2
協力 上越クリスタル硝子株式会社
関口正子展(貸し画廊)
6月23日(土)~7月1日(日)
午前10時~午後6時(最終日は午後5時終了)
高橋芳宣作陶展
7月7日~16日(月・祝)
午前10時~午後6時(最終日は午後5時終了)
ノイエス朝日 スペース1・2
美術学校卒業後、新宿の「柿傳角筈窯」にて茶懐石の器を学び、同時に数寄者、故大河原風船子の助手を務める。その後、石川県加賀市の九谷。須田菁華窯(三代)で修行したのち、独立開窯、15年間石川県で仕事をした。平成4年に甘楽町に陶房を移し現在に至る。
高橋芳宣さんの作品—–
私が普段愛用している高橋さんの作品には心魅かれるものがあります。しばらく何も盛らずに見、そして毎日食材が競って、その器にのることを望んでいるかのようです。
品格と遊びと、なにより生活の中に楽しみを与えてくれます。絵付けの色彩は鮮やかで、洒落た美しさがあります。
九谷焼の粋に触れ、そこで出会った人々との触れ合いから「この時、食べるというということの本当の意味を知った」と言う、自己で体感して学んだ「器」に対する考えの原点です。
「赤絵花文菱形向付」の色の響きあい、自由に走る線の勢い、そして描かれた草花の優しさ・・・。また藍色の美しい染付などは、さらに心惑わされる不思議な魅力を持っています。
作品との出会い、作家との出会いを楽しんでください。
作家在廊日・・・7月7日・8日・14日・15日・16日
