飯出袈裟市木工展　－暮らしの挽物－

飯出袈裟市氏は、群馬県多野郡上野村に１９４４年に生まれ、１９５９年よりこけし木地挽物の道に入りました。
１９８５年に日本伝統工芸新作展に出品、入選、１９８７年より日本伝統工芸木竹展にも出品、入選、両展とも以後毎回出品しています。
１９９９年には群馬作家協会、群馬作家展で群馬県知事賞を受賞、２００２年前橋市技能功労者として表彰されました。

挽物は、仏教伝来の頃からある技術で、江戸時代には「木地師」として専門の人々の集団もあり、日本の「木」に対する長い年月の積み重ねからくる知識と技から成り立つものです。

群馬に生まれ制作を続けて４８年になる飯出袈裟市氏の見事な「用の美」の作品の数々をお楽しみください。