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EXHIBITION | 展覧会

―蘇った源氏物語 卓越した職人の技―
江戸版画の世界

2024年2月24日(土)~3月3日(日)
午前10時~午後5時
ノイエス朝日 スペース1・2

合巻は江戸後期から明治初期に、他国に比べ識字率の高い我が国の庶民に大変親しまれた絵入り読み物です。文章は変体仮名で書かれ、表紙・挿絵は一流の絵師、彫師、摺師が腕を競い合って制作しました。その中でも「偐紫田舎源氏」は最大のベストセラーとして老若男女に絶大な人気を得ていました。 人々に百年間も愛され続け、隆盛を極めた合巻を現在の私たちはなぜ知らないのでしょうか。 明治以降、西欧の文化が一気に流れ込んできた後は、読み物として小説が大衆の人気を得ました。学校教育が整備され、1900年(明治33年)小学校令施行により平仮名は一音一字に統一され、私たちはおいそれと江戸時代の合巻を読めなくなったのです。 しかし、合巻を構成する一要素である表紙絵、文中の挿絵は紛れもない浮世絵です。登場人物の仕草、化粧、髪形、カンザシ、着衣、帯、持ち物、小道具、建具、家屋、庭の造作等、江戸の庶民文化のエッセンスであり、人々の生活、願望そのものなのです。 初代歌川国貞の力作を改めてご覧いただきたいと存じます。

同時開催

作・編曲家/オルガニスト:橘ゆりによる電子オルガン演奏

2月24日(土)~3月3日(日)毎日スペース1 にて下記の時間演奏いたします。

①14:00〜14:30 ②15:00〜15:30

 

ギャラリートーク

『江戸版画〜現代絵画の視点から』

2月25日(日)・3月1日(金)・3月3日(日)

萩原敏孝(国画会会員・群馬県美術会理事・東京藝術大学大学院修了)

 

 

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